第7回日・ルワンダ経済協力政策会議
(2010年8月13日)
8月13日、第7回日・ルワンダ経済協力政策協議が開催され、日本側からは畑中大使、村上JICAルワンダ支所長等、ルワンダ側からはムシキワボ外務協力大臣を筆頭に、各省庁の関係者が出席しました。同協議は2004年から毎年開催されている大臣・大使レベルでの協議であり、我が国のODA政策とルワンダの開発政策について両国間での理解を深めることによって、戦略的な経済協力政策を策定することを目的としています。
今般の協議では、ルワンダ側より同国のマクロ経済状況や、2008年から12年にかけての中期開発目標を定める経済開発貧困削減戦略(EDPRS)の実施状況について説明があり、日本側からは7月に行われた「ODAのあり方に関する検討」に基づき我が国のODA政策において、①貧困削減、②平和への投資、③持続的経済成長の後押しが重点分野であるとの説明を行いました。また、ルワンダで活発に行われているドナー間の援助協調において、我が国が「農業」、「教育」、「水・衛生」セクターを中心に支援することを、今後の経済協力政策に反映していくことが確認されました。
このように、ルワンダの開発目標、我が国のODA政策、援助協調を踏まえた結果、今後1年間の我が国の対ルワンダ経済協力においては「人的資源開発」、「地方開発」及び「経済基盤整備・産業開発」を重点支援分野とする旨合意され、ムシキワボ大臣と畑中大使の間で議事録への署名が交わされました。
畑中大使とムシキワボ外務協力大臣
於:外務協力省