ABE Initiative 壮行会開催(2014年9月3日)

 9月3日,キガリ市内にあるミルコリンヌ・ホテルで当地JICA事務所主催によるABE Initiative(African Business Education Initiative for the Youth)の壮行会が,開催されました。ABE Initiativeは,2013年6月に横浜で開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V) の中で,安倍総理によって表明され,5年間で1,000人のアフリカの若者に,日本の修士課程への留学及び日本企業でのインターンシップ経験を通じて産業技術を向上する機会を提供します。第1バッチでは,ルワンダ,ケニア,タンザニア,スーダン,エチオピア,モザンビーク,コートジボワール及び南アフリカから160名の若者が日本に留学をします。

 小川大使は壮行会に出席し,ルワンダが第1バッチ国に選ばれ,10名の若者を日本に送り出せることを大変嬉しく思う,同イニシアティブを通じて大学院で専門分野を学ぶことは,ルワンダの経済発展に大いに貢献出来るだろう,また,学問だけでなく日本での生活も充実させ,帰国後は,日本とルワンダの人脈形成の中心的人物になることを期待する旨述べました。

 また,同壮行会には,ンセンギマナ青年・ICT大臣及びムガボ首相府大臣も出席されました。ンセンギマナ青年・ICT大臣は,参加者の多くは地熱発電とICT分野が専門であり,ICTはルワンダの発展には不可欠なセクターであり,また,地熱発電に関して日本は高い技術をもっている国である,国の発展の担い手となる人材となり将来活躍されることを期待する旨述べました。また,ムガボ首相府大臣は,過去にJICA短期研修に参加経験があり,自分の経験を通じた日本での研修の有意義性と,また,参加者自身が「大使」としてルワンダのことを日本で広めて欲しい旨発言されました。

(左:参加者と歓談中の小川大使,右:小川大使,ンセンギマナ青年・ICT大臣,ムガボ首相府大臣及びルワンダJICA帰国研修員同窓会(JAAR)会長による開会式の挨拶)

(左:記念品贈呈,右:集合写真)

大使スピーチ原稿
The New Times 記事