平成26年度一般プロジェクト無償資金協力「第三次地方給水計画」に関する書簡の交換   (2015年3月5日)

 

(左:交換公文への署名、右:交換公文を手に握手を交わす小川大使とガテテ大臣)

 

(無償資金協力「第一次~三次地方給水計画」の事業対象地域地図 提供:JICA)

 3月5日、小川大使とクラヴェール・ガテテ財務・経済計画大臣との間で、10億1300万円を限度とする一般プロジェクト無償資金協力「第三次地方給水計画」に関する書簡の交換が行われました。

 この協力は、ルワンダ東部県の3郡3地区(キレヘ郡ルキラ地区、カヨンザ郡ムラマ地区及びガツィボ郡レメラ地区)において、給水施設の整備及び維持管理能力の向上を図り、安全な水へのアクセス及び給水率の向上に寄与するものです。

 小川大使は、本協力では、対象地域の住民3万3000人以上が安全な水の供給を受けられるようになることに加えて、水汲み労働の軽減による女性の労働力創出や子供の学習時間の増加等にもつながる旨、これまでに実施した第一次及び第二次地方給水計画とともに今般実施する第三次の支援によりルワンダでも給水率の低い東部県における安全な水へのアクセス向上に寄与する旨述べました。

 また、ガテテ大臣は、現在実施中の無償資金協力「ンゴマ郡灌漑開発計画」、エネルギー分野の支援及び昨年12月に完工した無償資金協力「ルスモ国際橋及び国境手続円滑化施設整備計画」等にも言及しながら日本政府による支援に感謝の意を表明し、本無償資金協力は、ルワンダの国家目標及び第二次経済開発貧困削減戦略の重要分野である清潔で安全な水へのアクセス向上に向けた取組に沿うものである旨述べました。

 日本政府は、ルワンダにおける水・衛生分野支援のリード・ドナーであり、本無償資金協力に加えて、JICAを通じた技術協力「地方給水施設運営維持管理強化プロジェクト」の実施、草の根・人間の安全保障無償資金協力による小規模給水施設整備支援、海外青年協力隊員により構成された「水の防衛隊」による給水設備維持管理及び公衆衛生向上支援等を実施しています。

当地日刊紙「The New Times」の報道

当館作成プレス・リリース

小川大使スピーチ