日本赤十字社のルワンダ訪問(7月6日~11日)

  7月6日から11日までの6日間,日本赤十字社の救急法講師がルワンダを訪問し,ルワンダ赤十字社の指導者トレーニングのモニタリング,技術指導,日赤救急法の紹介等を行いました。今回,ルワンダ赤十字社からは14名の指導者が本トレーニングに参加し,全日程を通じて熱心に日本赤十字社講師からの指導を受けました。

 10日にトレーニングの模様を視察した村田書記官は,「今回の参加者がトレーニングで学んだ内容をルワンダ国内に広めていってくれることを期待します」と挨拶の中で述べました。

 日本赤十字社によるルワンダにおける指導は今回が初めてです。

 

(左:骨折の固定を指導する山下講師, 右:包帯(三角巾)によるけがの手当を指導する澤田講師)

 

         (左:心肺蘇生のデモンストレーション, 右:研修後に参加者全員で)

                                     (写真提供:日本赤十字社)

【今回訪問された日本赤十字社の皆様】   

1 島根県支部 総務課長 澤田 和憲氏(救急法講 師研究会委員 兼 救急法講師)         

2 長崎県支部 事務局付部長 山下 美津弘氏(救急法講師研究会委員 兼 救急法講師)      

3 本社 事業局 救護・福祉部 健康安全課 布川 岳瑠氏(担当者 兼 救急法指導員)  

4 在ケニア日本赤十字社 東アフリカ地域代表 五十嵐 真希氏

 

【研修日程】

7月7日(火)講習1日目

 午前: 救急法の原則,呼吸器の機能,気道確保と心肺蘇生,呼吸器系の緊急対応(外傷/外傷以外),酸素療法と器具                      

 午後: 指導法:きめ細かい指導,振り返り

7月8日(水)講習2日目

 午前: 骨格の機能,捻挫・脱臼・骨折,固定法

 午後: 指導法:きめ細かい指導,振り返り

7月9日(木)講習3日目 

 午前: こころのケア,傷病者の取扱いと搬送

 午後: 指導法:きめ細かい指導,振り返り

7月10日(金)講習4日目 

 午前: 日本赤十字社の救急法講習体系・管理体制・普及活動等,講評  

 午後: 閉会