「ルスモ国際橋及び国境手続円滑化施設整備計画」完工式典(2016年4月6日)
4月6日,坂本臨時代理大使は吉田駐タンザニア大使とともに,我が国の平成23年度無償資金協力案件「ルスモ国際橋及び国境手続円滑化施設整備計画」の完工式典に出席しました。また,本式典には,カガメ大統領に加え,ルワンダを公式訪問していたマグフリ・タンザニア大統領,セジベラ東アフリカ共和国(EAC)事務局長及びカンディエロ・アフリカ開発銀行(AfDB)タンザニア事務所所長等が出席しました。
吉田大使は日本政府を代表して挨拶を行い,本プロジェクトを成功へと導いてくれたタンザニア道路公社(TANROADS)及びルワンダ運輸開発庁(RADA),並びに,関係者に感謝するとともに,カガメ大統領及びマグフリ大統領が,強力なリーダーシップの下,プロジェクト成功裏に導いていただいたことに謝意を述べました。また,日本は引き続き両国を支援し続けることを約束し,本日の式典が更なる我が国との友好関係に繋がることを願っている旨述べました。
本プロジェクトにより,改修前のルスモ橋は十分な耐荷重がなく,道路の幅が狭いため速度規制が障壁となっていましたが,新設されたルスモ国際橋は,車両の重両問題と速度規制が緩和され,また,ワン・ストップ・ボーダー・ポスト(OSBP)施設建設により,ルワンダ及びタンザニア間の越境手続の時間短縮が可能となりました。これにより,両国間だけでなく東アフリカ諸国での貿易・投資が促進されることが期待されています。
(左:タンザニア側OSBP施設の前にてカガメ大統領及びマグフリ大統領, 右:我が国支援を示す記念銘板)
(カガメ大統領及びマグフリ大統領)