平成26年度環境・気候変動対策無償資金協力「ンゴマ郡灌漑開発計画」に関する書簡の交換(2014年8月8日)
(左:交換公文への署名、右:交換公文を手に握手を交わす小川大使とガテテ財務大臣)
(完成予想図 提供:JICA)
8月8日、小川大使とクラヴェール・ガテテ財務大臣との間で、15億4,900万円を限度とする環境・気候変動対策無償資金協力「ンゴマ郡灌漑開発計画」に関する書簡の交換が行われました。
この協力は,ルワンダ東部県ンゴマ郡における対象地区(「ンゴマ22」)において,丘陵地灌漑に必要な灌漑用貯水池及び灌漑施設の建設,資機材の調達,技術支援の実施及び既存の水田の区画整備を実施することにより,対象地区における灌漑農業を可能とし,農業生産の安定・向上に寄与するものです。
小川大使は、本協力では300ヘクタールの農地(265ヘクタールの畑地及び35ヘクタールの水田)に農業用水を供給する計画であり、ルワンダの農業生産の安定・向上に寄与すると共に、同国が降雨パターンの変化などに見られる気候変動の影響を緩和し適応することの一助となることを目的としている旨述べました。
また、ガテテ財務大臣は、日本政府による支援に感謝の意を表明し、本無償資金協力は、第二次経済開発貧困削減戦略、同国の経済発展及び貧困削減の主要な牽引役である農業セクターの開発に向けた取組に沿うものである旨述べました。
日本政府は、本無償資金協力に加えて、農業分野における対ルワンダ支援として、灌漑アドバイザーの農業動物資源省への派遣、小規模農民に対する市場志向型農業実施に向けた支援等を実施しています。