「ルスモ国際橋及び国境手続円滑化施設整備計画」完工式典(2015年1月10日)

 1月10日,小川大使は,ルワンダを訪問中の田中JICA理事長とともに,我が国の平成23年度無償資金協力案件「ルスモ国際橋及び国境手続円滑化施設整備計画」の完工式典に出席しました。タンザニアとの国境にあるルスモ橋は,貿易拡大に伴う交通量増加に対応できていませんでした。また,国境通過の煩雑な手続きも物流促進の障壁となっていました。本事業では,十分な耐荷重と相互通行可能な幅員を有する新設の橋梁建設と,両国の国境手続円滑化のための施設建設・改修を支援しました。これにより,ルスモ国境を通過する車両の重量・速度規制が緩和されるとともに越境手続の時間短縮が可能となり,両国間の輸送コストの低減,貿易・投資の拡大に繋がることが期待されます。式典には,ルワンダ政府を代表してムソニ・インフラ大臣が,タンザニア政府を代表してモンゲラ・カゲラ州知事が出席しました。

 

(左:新ルスモ国際橋上でのリボンカット,右:ムソニ大臣,モンゲラ知事とリボンカットする小川大使)

 小川大使は挨拶の中で,事業実施に携わった関係者を称賛すると共に,本事業がルワンダ及びタンザニアのみならず,東アフリカ地域における貿易,投資及び競争力を高め,地域の経済発展に貢献することを期待する旨述べました。 また,ムソニ・インフラ大臣は,日本政府の支援に感謝するとともに,本件はヒトとモノの移動を促進し,ルワンダ及びタンザニア両国は大きな利益を得る,本施設が多くの人に喜ばれるものとなるよう引き続き努力していきたい旨述べました。

 

(左:スピーチをする小川大使, 右:スピーチをするムソニ大臣)

 

(左:スピーチをする田中理事長, 右:スピーチをするモンゲラ知事)

 

(左:式典に出席する3カ国代表と田中理事長,右:事業実施に携わった日本企業関係者との歓談)

完成したルスモ国際橋及びOSBP施設概観

 

(左:全体像(奥がタンザニア側OSBP,手前がルスモ国際橋),右:ルワンダ側OSBP施設案内板)

 

(左:通関を待つ大型トラック, 右: ルスモ国際橋上のプレート)

小川大使スピーチ

当地日刊紙「The New Times」の報道