日・ルワンダ首脳会談
(2013年6月2日)
安倍総理大臣とポール・カガメ大統領
(c) 内閣広報室
6月2日午後1時30分から約15分間、横浜において、安倍晋三内閣総理大臣は、ポール・カガメ・ルワンダ共和国大統領(H.E. Mr. Paul Kagame, President of the Republic of Rwanda)との間で日・ルワンダ首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、カガメ大統領は6月1日から3日まで開催中の第5回アフリカ開発会議(TICADV)に参加するため来日しました。
冒頭、安倍総理から、7年ぶりにカガメ大統領と再会できて喜ばしい、訪日及びTICADVに感謝する旨述べるとともに、日・アフリカ双方の発展に向け、20周年となるTICADを共に成功させたい旨述べました。これに対してカガメ大統領より、2006年の訪日の際に安倍総理とお会いしたことは良い思い出として記憶に残っているとして再会を喜ぶとともに、アフリカに光を当てた会議の開催及び日本のアフリカへの関与と支援への謝意が述べられました。
続いて、カガメ大統領から、日本の開発支援によりルワンダの進歩が早まったとして改めて感謝を示すとともに、こうした支援の継続への期待が述べられました。また、伝統的な開発援助関係のみならず、貿易・投資や人的交流面での協力を発展させていきたい旨述べました。加えて、カガメ大統領から、安倍総理にアフリカの中心であるルワンダを訪問してほしいとの期待が示されました。
安倍総理から、ご招待に感謝する、在ルワンダ日本大使館の開設や日ルワンダ友好議連の発足など、二国間協力の基盤整備が進んでおり、二国間関係を一層強化したい旨表明しました。また、貿易・投資促進のためにもコンゴ(民)東部情勢の安定は重要であるとして、近隣諸国の努力を評価しつつ事態を注視する旨述べました。さらに、新たに決定したノン・プロジェクト無償等を通じ、ルワンダの経済・社会開発のため引き続き支援を行っていく旨述べました。
この他、アフリカの開発を含む国際場裡における協力等に関し、意見交換を行いました。