宮下大使御挨拶
平成29年2月13日

在ブルンジ日本国大使館ホームページをご覧の皆さん
私は,昨年7月から駐ルワンダ大使として活動している宮下孝之です。去る2月7日午前,ブルンジ北部のンゴジという町にある大統領官邸で(注:ブルンジには首都ブジュンブラのほか,ギテガ,ンゴジにも大統領官邸があります),ンクンルジザ大統領に信任状を捧呈し,正式に駐ブルンジ特命全権大使としての職務を開始しました。ブルンジは,一人当たりのGDPで見るとアフリカで最も貧しい国の一つであるだけでなく,現在国際的にも国内的にも困難な状況にあります。一方,日本とブルンジは伝統的に友好関係にあり,特にブルンジの人々は親日的でもあります。今後私は,両国関係の一層の強化に向けて,最大限の努力をしていきたいと思っています。
今回私は,信任状捧呈直後の7日の午後から8日にかけて,「草の根・人間の安全保障無償資金協力」という名称で呼ばれる,地域住民が直接裨益する事業を行うNGO等を外務省が資金援助するプロジェクト2件の署名式に臨みました。
1件目は,ブルンジ赤十字社が主体となって実施する給水プロジェクトです。具体的には,北部カヤンザ州のムハンガ地区にある既存の給水施設の修復と拡張を目指すものです。7日午後にンゴジから取って返し,首都ブジュンブラの赤十字社本部でブルンジ赤十字社の社長とともに署名しました。これが,まさしく私にとってのブルンジでの初仕事になりました。そして翌8日午後には,現地ムハンガ地区で工事の開始式が行われ,州知事始め多くの住民が参加しました。私も現地に赴き,多くの地域住民とともに工事の開始をお祝いしました。
2件目は,ギテガ州のムトイ地区にある病院の産婦人科病棟増設計画です。この病院はイタリアのNGOが運営するカトリック教会系の病院ですが,産婦人科のベッドが足りず,重症の妊産婦まで床に寝て過ごしている状況です。8日午前に挙行された署名式には,ギテガ州知事,公共保健・エイズ対策省の次官も遠路駆けつけてくださり,盛大な署名式が行われました。今回の日本の支援により,これからのブルンジの将来を担う子供たちが無事に生まれ,そして健康に育つことを願っています。
ブルンジは,今後も多くの困難を乗り越えていかなければなりませんが,日本国民の皆さんのご理解を得て,ブルンジ国民が諸困難を乗り越えるための手助けをしていこうと思います。皆さんからの一層のご支援・ご協力をお願いします。
平成29年2月
ブルンジ駐箚特命全権大使
宮下孝之
宮下孝之