畑中大使からの新年のご挨拶 

(2011年1月1日)

 

 新年明けましておめでとうございます。
 

 2010年1月の大使館開館から早いもので1年を迎えました。この間、皆様からは新しい大使館の活動にご指導及びご声援を頂きましたことに御礼を申し上げます。

 ルワンダは過去の悲惨な経験から再興を遂げている最中であり、国連ミレニアム開発目標や世銀のビジネス環境ランキングでは目覚ましい成績をあげています。昨年8月には大統領選挙が行われ、圧倒的な大差で再選したカガメ大統領は、これまでより更に加速した経済社会開発を目指しています。私共も経済協力を通じルワンダの発展に寄与し、更なる二国間関係の発展のために尽力致したいと考えております。

 着任後、地方都市を訪問する機会が度々あります。特に地方ではほのぼのとした田園風景が広がり、農業国ルワンダを印象づけると同時に、日本の昔の田舎を連想させます。この豊かな自然はルワンダの貴重な観光資源であり、政府はマウンテンゴリラで有名な火山国立公園をはじめ、その他の国立公園の整備をしながら観光産業の発展に努めています。  また、ルワンダは「カップ・オブ・エクセレンス」(世界最高のスペシャリティー・コーヒーを決定する国際競技会)を主催し、ルワンダのコーヒーは世界中から高く評価されています。日本では依然ルワンダはジェノサイドの国という印象を持った方が多いかと察しますが、機会のある方は一度当地にお越し頂き,ルワンダの「今」を見て頂けたら幸いです。

 当大使館は赤ん坊でいえば満1歳になったばかりです。皆様方の暖かいご支援とご鞭撻を引き続き宜しくお願い申し上げます。