ルワンダ帰還民支援:署名式および職業訓練者養成のための訓練開会式(8月9日及び14日)
(左:職業訓練開会式でスピーチをする小川大使)(右:訓練参加者)
8月9日、小川大使は、日本政府が平成24年度補正予算で支援を決定した「帰還難民等への社会統合・コミュニティ開発支援」プロジェクトの実施機関である国際移住機関(IOM)と協力機関であるルワンダ災害対策・難民問題省との間の協力協定署名式に参加しました。同プロジェクトは、約5,000名のルワンダへの帰還民に対し、より円滑な社会統合のための支援を行うという目的で、日本政府がIOMルワンダ事務所に対し約3億円の支援を拠出したものです。支援の具体的な内容としては、約1,500名に対する職業訓練、また約1,500名に対する家畜等の配給による生計向上支援、約2,000名の帰還民および社会的弱者に対する住居環境向上のための建材支援となっています。
職業訓練を実施する訓練者養成のため、選抜された184名の帰還民に対し、様々な技術を習得する1週間の訓練が実施されました。小川大使は、14日、同訓練の開会式に出席し、訓練受講者に対し「習得した技術や知識等を最大限活用して欲しい、ルワンダ国民の更なる発展のため引き続きルワンダ政府と緊密に協力していきたい」と述べました。同訓練に参加した帰還民は、溶接技術、大工技術、編み物および洋服仕立技術といった生計に欠かせない技能を習得しました。
当地英字新聞「The New Times」の報道
http://www.newtimes.co.rw/news/index.php?i=15451&a=69598