平成26年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力「ギフンバ給水施設整備計画」:完工式の開催 (2015年10月29日)
10月29日,南部県ムハンガ郡ニャマブエ地区にて,ルワンダ内発的開発協会(ARDE/KUBAHO)に供与された「ギフンバ給水施設整備計画」の完工式が行われました。日本政府によって支援を受けた本プロジェクトでは,給水タンク(20立方メートル)1箇所,給水所4箇所,畜産用給水ポイント1箇所及び送水パイプが整備されました。また,この給水施設を利用する住民たちへの,施設の維持管理及び水・衛生啓発に関する研修も実施されました。この施設整備により,この地域の住民1,500人以上が,安全な水を享受することができるようになりました。
坂本参事官は,「この給水施設が地域の住民たちの福祉の向上に貢献し,またそれにより地域全体の発展に繋がるよう願っている。また,ルワンダの目標の一つである,全ての人の安全な水へのアクセスを達成するための努力の一助となれたことを誇りに思う。」と祝辞の中で述べました。ARDEの代表は,この度の日本政府の支援に感謝を述べ,「水は命,衛生は私たちの尊厳!」というルワンダのスローガを挙げ,水の大切さを強調しました。そして,このプロジェクトは地域の人々の安全な水へのアクセスの向上だけでなく,ギフンバ村の歴史を変えることになると語りました。また,ムハンガ郡事務局長は,「日本政府及び全てのパートナーに感謝の意を表したい。郡と地域住民は,給水施設の長期的な維持管理及び適切な使用を約束する。」と述べました。
(左:坂本参事官,ムハンガ郡長及びARDE代表によるテープカット,右:プロジェクトにて完成した給水所にて水汲みをする坂本参事官,ムハンガ郡事務局長及びARDE会長)
(左:完工式に出席する坂本参事官,岸書記官,ムハンガ郡事務局長及びARDE代表,右:施設維持管理研修の修了証書を手渡し,握手をする坂本参事官と研修修了者)
(左:伝統ダンスを披露するコミュニティの女性たち,右:衛生キットを贈られ笑顔を見せる施設維持管理研修修了者)