平成23年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力「困窮した若者を対象とした職業訓練施設整備計画」竣工式の開催(2014年3月12日)
(竣工式にて村田書記官とCDPJ代表及び技術研修の対象となる若者たち)
(圧縮機)
(アボカド石けん)
3月12日、困窮した若者を対象とした職業訓練施設の竣工式が開催されました。日本政府による支援を受け完成した施設は、2つの研修室とアボカド石けんを精製するための圧縮機、オイル保管器、計量器、石けん型板等の必要機材が導入された作業所からなっています。この施設により、対象となる年間200人の若者が、現地で入手可能なアボカドを使った石けん作りを行うための技術研修を受けることが可能となり、こうした知見を地域コミュニティーに還元することが期待されています。村田一等書記官は、「この施設全体が困窮した若者のためにフル活用され、必要な技術研修や基礎教育が受けられ、最終的に独立できるようになることを希望します」と祝辞の中で述べました。若者とエイズ予防のためのルヘンゲリ司教区委員会の代表は、このたびの日本政府の支援に謝意を表し、「施設は既に稼動し始めており、多くの若者の技術研修を含む収入創出活動を通じた自立支援に役立てられるでしょう。」と述べました。