平成24年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力「ストリートチルドレンを対象とした職業訓練施設建設計画」:開所式の開催(2014年6月24日)
24日、ストリートチルドレンを対象とした職業訓練施設建設計画の開所式がムサンゼ郡で行われました。日本政府によって支援を受けた本プロジェクトにより、北部県ムサンゼ郡チュブセクターにおいて、縫製用の機材が整備された2教室とベッドやマットレスが整備された寄宿舎が設置されました。この施設整備によって,毎年対象児童40人が基礎教育と縫製や木工の技術訓練を受けられるようになり、独立して社会に貢献できるようになります。
小川大使は、「この施設全体が存分に活用され、対象児童が必要な技術と基礎教育が受けられることを期待します。」と祝辞の中で述べました。被供与団体APIBの代表は、「これらの施設により、子供たちの生活習慣が改善され、自立するために必要な技術が身につくようになった。この度の日本政府の支援に感謝しています。」と述べました。更に児童の代表が「自分は2年前は、道路で生活し、ドラッグをやり、荒んだ生活を送っていたが、この施設のおかげで立ち直れた。日本のAPIBに感謝したい。」としっかりと述べていました。
(左:教室及び実習室の外観,右:対象児童40人用のベッドが整備された寄宿舎)
(左:縫製の実習のための導入機材,右:開所式に出席した施設の子供たち及び関係者)