ルワンダ草の根・人間の安全保障無償資金協力署名式
1月7日、当館は、ルワンダ環境保健プロジェクトイニシアティブ(RHEPI)及びルワンダ内発的開発協会(ARDE)と、総額181,043米ドルを供与限度額とする平成26年度対ルワンダ草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)の2つの贈与契約書に署名をしました。 RHEPIは、東部県ニャガタレ郡カランガジ地区において、サマリタン国際学校建設計画を実施します。86,017米ドルのこのプロジェクトでは、6教室、倉庫、必要機材を備えた事務室、雨水タンク2基を整備した小学校を建設します。これにより、270人の貧しい子供たちが、質の高い教育を受けられるようになり、落第数を減らせるようになります。ARDEは、南部県ムハンガ郡ギフンバ町において、ギフンバ給水施設整備計画を実施します。95,026米ドル のこのプロジェクトでは、貯水タンク2基、給水所4箇所、畜産用給水ポイントを設置します。これにより、対象地域の約1700人が、施設の維持管理研修を受けられ、安全な飲み水にアクセスできるようになります。
小川大使は、署名式で、1996年にGGPスキームがルワンダ外務・協力省と日本大使館の間で確立してから、日本政府は、これまで5.8百万米ドル以上を拠出し、81件に及ぶ草の根活動を支援してきました。本プロジェクトは、ルワンダの「ミレニアム開発目標」における普遍的な初等教育の達成や乳幼児死亡率の削減、またルワンダの国家目標のVISON2020やEDPRS2にも資することが期待される旨述べました。RHEPI理事長のファビアン・ルジガナ氏は、この度の支援に感謝の意を示し、貧しく脆弱な子供たちが質の高い教育を受けられるようになると述べました。また、ARDE代表のポール・ムレンジ氏は、歴史的に置き去りにされてきた人々が安全な水にアクセスできるようになると述べました。
(ルワンダ環境保健プロジェクトイニシアティブとの記念撮影 )
(ルワンダ内発的開発協会との記念撮影)