第2回経済協力プレス・ツア―の実施

(2016年1月19日)

 19日(火)、日本の農業分野の対ルワンダ支援について紹介することを目的とした経済協力プレス・ツアーを無償灌漑プロジェクト・ンゴマ地区で実施しました。同ツアーには,トニー・ンサンガニラ農業担当国務大臣のほか,ルワンダの主要新聞,テレビ,ラジオ及びオンライン・ニュースサイトから10名の記者が参加しました(新聞:The New Times,Imvaho Nshya及びEast African Business Week,テレビ:Rwanda TV,ラジオ:Radio Rwanda,City Radio, KT Radio及びContact FM,オンライン・ニュースサイト:Igihe及びKigali Today)。


 参加者は,日本の無償資金協力「ンゴマ郡灌漑計画」プロジェクトサイト,並びに技術協力「灌漑施設維持管理能力プロジェクト」現場を視察しました。「ンゴマ郡灌漑計画」は、2015年6月に着工、ダムの建設とあわせ調整水槽、水路等を造成して300haの農地を灌漑するもので、うち100haは主に太陽光発電によりポンプ灌漑を行う計画になっています。このプロジェクトの特徴として、太陽光発電により維持管理費の軽減が図られるほか、水利組合や営農組織に対するトレーニングをハード整備とあわせて行うことがあげられます。工事は2016年8月に完了し、ダム貯水池への貯水が終わる2017年8月から灌漑営農を開始する予定です。

 プレス・ツアーに同行したンサンガニラ農業担当大臣は、「ルワンダ政府は、日本との協力を多とし、このプロジェクトがンゴマの受益者だけでなくルワンダの他の地域にも良い効果をもたらすことを期待している」旨述べ,日本大使館の坂本登三雄臨時代理大使は、「このプロジェクトが、他のプロジェクトのモデルとなることを希望している」とインタビューに応じました。

 

(左:関係者にスピーチをする坂本臨時代理大使,右:技術協力を裨益する農民との対話風景)

 

(左:インタビューを受けるンサンガニラ農業担当大臣,右:ダム建設現場を視察する関係者)

【新聞報道】
1月20日付 IMVAHO NSHYA紙
1月21日付 THE NEW TIMES紙

【オンライン・ニュース】
1月19日付 IGIHE
1月20日付 KIGALI TODAY