「効率的な電力システム開発のための電力公社能力向上プロジェクト」完了式典(1月31日)
(左:左から電力公社長官、エネルギー・水担当大臣、小川大使、守屋JICAルワンダ事務所長、 右:式典会場風景)
1月31日、小川大使は、我が国の平成21年度技術協力案件「効率的な電力システム開発のための電力公社能力向上プロジェクト」の完了式典に出席しました。同事業は、3年間の技術協力プロジェクトで、ルワンダ電力公社の職員に対し、同公社における研修制度の確立、配電網の保守運営のためのデータベース構築、配電及び送電における現場技術者育成のための主任エンジニアの能力強化等の支援が実施されました。特に配電網の保守運営のためのデータベース構築支援では、地理情報システム(GIS)活用に関する技術伝達に焦点が当てられました。
小川大使は、日本政府は、昨年6月のTICADⅤで公約した「インフラ整備・能力強化の促進」に引き続き努力したい、人材は組織にとっての資産であり今次プロジェクトにおいて技術者指導ができる主任エンジニアが育成されたことは大変有意義である、プロジェクト成果が将来にわたり持続及び拡大されることを期待する旨述べました。
また、イスンビンガボ・エネルギー・水担当大臣は、同事業により能力開発が行われた公社職員に対し、習得技術を日常業務において大いに発揮して欲しい旨述べました。
本プロジェクトにより、本年2月に完工予定の無償資金協力「変電及び配電網整備計画」で支援された設備の維持管理等が可能な人材の育成が達成されました。