令和3年度草の根無償資金協力「村落地域の若者のための職業訓練センター建設計画」引渡式の実施

令和7年2月28日
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2月18日(火)、ブルンジ共和国ギテガ県ギヘタ地区にて、令和3年度草の根無償資金協力「村落地域の若者のための職業訓練センター建設計画」の引渡式が行われ、当館から森口書記官が出席しました。
 
本案件は総額9,791,928円(約9万ドル、約2,7億ブルンジフラン)を拠出し、農業食糧分野の職業訓練校を建設することで、特に若者に職業訓練の機会を提供し、雇用の創出を図ることを目的とするものです。本案件の実施により、中等学校を修了した生徒約90名(初年度)に対して新たに農業食料分野の職業訓練教育を実施することが可能となり、地域の社会経済発展に貢献することが期待されます。
 
本式典にて、森口書記官は「本案件は「人間の安全保障」の理念に基づき、ブルンジ国民の約9割が従事する農業分野での職業訓練校を建設することで、ギヘタ郡の住民の生活の質の向上を図るもの。日本は真に支援が必要なブルンジ国民に支援を届けるべく、都市部だけではなく地方でも案件を実施している」と述べました。
 
また、被供与団体「開発のための村落地域ネットワーク(RECORD)」のマニランボナ代表は「日本政府及び国民からの寛大な支援に心から感謝申し上げる。ギヘタ郡では過去にも数件の草の根無償資金協力案件が実施されており、今回の支援も住民のニーズに合致するもの。ブルンジ政府とも協力しながら、きちんと施設の維持・管理を行っていく」と述べ、本案件のフォローアップも行うことで高い裨益効果を出すことを約束しました。