「ギテンガ小中学校校舎建設計画」署名式典

令和7年2月28日
贈与契約交換
2025年2月19日(水)、福島大使は、ブルンジのNGO「Initiative pour la Promotion de la Santé Rurale et le Développement Integré au Burundi (IPSDI)」、被供与団体の代表であるンティギリンズィゴ氏と、「ギテンガ小中学校校舎建設計画」の支援に関する贈与契約を締結しました。本プロジェクトは、草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)のスキームにより実施され、カベズィ郡のギテンガ地区に住む子どもたちの教育のアクセスと質の改善を目指します。
福島大使 スピーチ
ンティギリンズィゴ氏 スピーチ

本プロジェクトで、日本政府は142,315米ドル(19,781,785 円)を供与し、ギテンガ小中学校の施設拡張及び修繕を実施します。新設される施設は、12教室、職員室1棟、トイレ8室、水道24箇所であり、この他に6教室が修繕されます。加えて、生徒用の2名掛けベンチ付の机555台、教員用の椅子71脚及び机33台を新たに整備することで、過密状態にある学習環境を解消するとともに、より衛生的な学校生活を可能にします。

集合写真
福島大使は、署名式典において、日本が開発援助の柱として位置付ける「人間の安全保障」の重要性を強調し、本プロジェクトの重点は単に学校設備を改善することだけでなく、生徒と教員にとって安全で快適な学習環境を作り出すことにもあると述べました。また、教育のアクセスと質の改善は、「ビジョン・ブルンジ」や「国家開発計画」といった、ブルンジ政府の開発目標においても重要な柱として掲げられていることから、本プロジェクトがギテンガ地区に留まらず、国内全体にインパクトを及ぼすものとなるよう願いを込めました。
 
ンティギリンズィゴ氏は、日本政府による寛大な支援及び当館との新たなパートナーシップに感謝を述べ、「学習環境としての適切なインフラが整っておらず、質の高い教育へのアクセスが妨げられてきたギテンガ小中学校の子どもたちと地域住民は、このプロジェクトによってようやく安心できるようになる。」とプロジェクトの成功に期待を寄せました。