令和7年度補正予算案件「エルニーニョ現象とラニーニャ現象の影響を受けたブルンジの脆弱な人々を対象とした緊急食糧援助プロジェクト」キックオフセレモニー実施

令和7年8月11日
集合写真
集合写真2
福島大使
2025年8月1日(金曜日)、福島大使は、「エルニーニョ現象とラニーニャ現象の影響を受けたブルンジの脆弱な人々を対象とした緊急食糧援助プロジェクト」のキックオフセレモニーに出席しました。本案件は、日本の2024年度補正予算にて、約1億3900万円(100万米ドル相当、27億ブルンジフラン)を、WFPブルンジに拠出し、洪水や地滑り、干ばつ被害を受けた1万8千人に、4ヶ月間の緊急食糧援助(毎月現物支給)を提供します。
 
ジャンティーユWFPブルンジ国別代表は、「WFPを代表して日本の多大なる支援に感謝を申し上げる。」と述べるとともに、「日本とWFPのパートナーシップは強固なものであり、2010年以降8つのプロジェクトを実施した実績を持つ。今後もこの関係性を強化していきたい。」と発言。
 
福島大使は、「日本は、気候変動がブルンジにおける食糧危機に大きな影響を与えていることから、人間の安全保障の理念に基づき、WFPやブルンジ政府等関係者と協力してこの問題に取り組む」と述べるとともに、「WFP職員とすべての関係者のたゆまぬ努力に敬意を表したい。このプロジェクトがブルンジ国民の生活改善に貢献することを心から願っている。」と発言。
 
ハトゥンギマナ国民連帯・社会問題・人件・ジェンダー省次官は、「ブルンジ政府を代表し、このような寛大な支援をいただいた日本政府及び日本国民に感謝申し上げる。」と述べるとともに、「日本政府の支援は不可欠であり、今後とも、難民などに代表される分野での支援をいただけると幸い」と発言。
 
日本政府は、「人間の安全保障」の理念に基づき、WFP及びブルンジ政府とともに、緊急人道支援を必要とする人々のもとに、継続的な支援を届けていく所存です。