【草の根無償】「ハイリスク妊産婦のための宿泊施設の建設計画」:署名式(2017年2月8日)

2017/2/21
署名した契約書の交換
宮下大使によるスピーチ
2月8日,宮下大使は,「ハイリスク妊産婦のための宿泊施設の建設計画」の署名式に参加しました。この事業は,イタリアに本拠を置くNGOであるVISPE(Volontari Italiani Solidarietà Paesi Emergenti)に対し,草の根・人間の安全保障無償資金協力により総額67,717米ドルを供与し,ムトイ病院内に出産を控えた妊産婦が寝泊まりするための施設を建設するものです。

ムトイ病院は,ブルンジ国内中央に位置するギテガ州の州都ギテガから車で約1時間ほどの
山間部に位置する病院です。国道から離れた辺鄙なところに位置するこの病院は,1970年代から続くVISPEによる精力的な支援もあり,国内有数の病院としての評判を得ています。その評判から多くの患者が州内だけでなく近隣州からもやってくるほどですが,一方で病院の規模に比べて患者が多すぎるためベッドの数が足りず,リスクの高い妊産婦すら病室の床に寝ざるをえない状況にあります。事業による宿泊施設の建設は,こうした現状を改善し,多くの妊産婦が安心して出産を行うことができるようになると期待されます。

署名式において,宮下大使は,本件事業は女性自身の権利の尊重のために必要不可欠なものであり,これからの未来を築く子供たちの健康にも関わる問題であると説明し,今後この病院で多くの女性が出産し,生まれた子供たちとブルンジの明日を作り上げてゆくようになることを願うと述べました。また,参列したギテガ州知事,公共保健・エイズ対策省次官は,ブルンジ国民を代表して日本政府への感謝が述べたほか,ブルンジ政府としてもムトイ病院を支えていくと表明しました。
病院内の見学
入院中の妊産婦