平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「キダシャ診療所拡張計画」:引渡式の開催(2016年6月22日)

2016/6/21
引渡式出席者記念撮影
新病棟で診療を受ける母子
ブルンジの伝統太鼓による歓迎
供与された機材の一部(分娩台)
太鼓を頭に載せて叩く楽団員
 6月23日,対ブルンジ共和国草の根・人間の安全保障無償資金協力「キダシャ診療所拡張計画」(供与額97,403米ドル)の完了式がキダシャ診療所内で行われ,在ブルンジ日本国大使館より坂本臨時代理大使が参加しました。本プロジェクトは,既存の診療所の敷地内に新たに外科病棟及び産科病棟の建設費用,顕微鏡やワクチン保存用の冷蔵庫などの医療機材購入費用を,ブルンジ国内で村落地域の保健医療,貧困削減・平和構築に関する開発支援を行っているNGOである神の安息日教会(Eglise de Dieu du 7eme jour)に対して供与したものです。

 坂本臨時代理大使はスピーチにおいて,ブルンジ国内が困難な状況にある中で諦めずに事業を完遂した神の安息日教会や地域住民の努力を称賛しました。また,参列した保健・エイズ対策省代表,ムインガ州代表,ギテラニ地区代表からは,それぞれ日本の支援への感謝の声が寄せられました。

 キダシャ診療所が所在するムインガ州ギテラニ地区は,ブルンジの首都ブジュンブラから遠く離れた最北東部に位置しており,ルワンダやタンザニアの国境の傍にあります。しかし,ルワンダとの国境を隔てる河に橋はなく,タンザニア側にもすぐそばには大きな町がなく,緊急時でも大きな町へ出るのに最低数時間は必要です。実際,坂本臨時代理大使を含む大使館員はルワンダの首都キガリから今回の引渡しに参加しましたが,道中は長い未舗装の山道を含み,車で片道3時間半の道のりでした。ブジュンブラからの出席者は5~6時間も掛かったと言います。本プロジェクトによりキダシャ診療所の患者収容能力や処置能力が向上したことにより,地域の医療サービスの向上が期待されます。