宮下大使御挨拶
平成31年1月14日

ルワンダ大使館ホームページ愛読者の皆さん
2019年はカガメ大統領夫妻の訪日とともにスタートしました。
日本政府にとっては今年初めての外国からの賓客の受け入れとなり
ましたが、カガメ大統領自身にとっても日本が今年初めての外遊先
となりました。なおカガメ大統領は、本年1月末のAU総会までは
AU議長の立場にありますので、今回はAU議長としての訪日でも
ありました。
1月8日、天皇皇后両陛下にはカガメ大統領夫妻とご会見になり、
その日の夕刻には安倍総理大臣との首脳会談、記者会見、そして
総理夫妻主催の夕食会が開催されました。この機会に、両首脳の
立会いの下、私とセジベラ外務・国際協力大臣との間で約32億円
の無償資金協力「キガリ市ンゾベ・ノトラ間 送水基幹線強化計画」
に関する交換公文の署名と交換も行いました。
今回、カガメ大統領には5人の閣僚(外務大臣、インフラ大臣、
財務大臣、貿易・産業大臣、ICT大臣)、42名の民間企業代表者
が同行し、それぞれのカウンターパートとの間で有益な意見交換が
行われました。特に民間企業関係者は、全員が9日に開催された
「ビジネス・フォーラム」に出席し、ルワンダ進出に関心のある
日本企業とのマッチングも行われました。
このように2019年の日・ルワンダ関係は幸先の良いスタート
を切ることができました。本年も、5月にはキガリでトランスフ
ォーム・アフリカ・サミットが開催されますし、8月には横浜で
TICADVIIが開催されます。カガメ大統領は8月のTICADへの
出席を確約しましたが、今年一年も日ルワンダ関係は活発に発展
を続けていくと思います。このホームページでは、こうした動き
を逐一皆さんにお伝えしていくつもりですので、時々は目を通し
て頂ければ幸いです。最後になりますが、皆さんにとって今年が
良い年となるよう、キガリの地よりお祈りしています。
2019年1月
ルワンダ共和国駐箚特命全権大使
宮下孝之