「第二次変電及び配電網整備計画」完工式(2018年9月27日)
平成30年10月1日
9月27日,キガリ経済特区において,平成27年度対ルワンダ無償資金協力「第二次変電及び配電網整備計画」完工式が行われました。完工式には,宮下大使,カマイレセ・エネルギー・水衛生担当国務大臣のほか,9月25日から27日まで日本のODA案件視察のためにルワンダを訪問した参議院ODA調査団も出席しました。本件では,キガリ経済特区への電力の安定供給の実現のために,変電所,交換所,送配電網が新設・整備されました。
宮下大使は挨拶の中で「本計画で建設された施設は電力損失を低下させ,電力の安定供給に資するものである。この変電所は,特に経済特区への電力供給を安定化させるものであり,ルワンダの産業,外国からの直接投資拡大にも寄与するものである。こうして我が国がルワンダ開発の一翼を担えることができうれしく思う。また,9月19日に「第三次変電及び配電網整備計画」にも署名したところであるが,これはキガリ市及び周辺住民の生活改善に資するものでる。本計画の完工を心よりお祝いする」と述べました。
また,参議院ODA調査団の三宅団長は,「キガリ市は全ルワンダの電力消費量の64%を占めているが,不十分な送配電網の整備により大規模停電や電力の損失が発生するなど,経済活動及び人々の生活向上に大きな支障を来し,キガリ市内の配電網の整備及び変電所の容量増強が急務となっていた。本計画は,日本企業が中心となって実施したことで,日本の高い技術が経済発展の一翼を担うこととなり,エネルギー分野における日本の対ルワンダ協力の良い例になった。本計画がルワンダの更なる経済発展に貢献することを期待している」と述べました。
また,参議院ODA調査団の三宅団長は,「キガリ市は全ルワンダの電力消費量の64%を占めているが,不十分な送配電網の整備により大規模停電や電力の損失が発生するなど,経済活動及び人々の生活向上に大きな支障を来し,キガリ市内の配電網の整備及び変電所の容量増強が急務となっていた。本計画は,日本企業が中心となって実施したことで,日本の高い技術が経済発展の一翼を担うこととなり,エネルギー分野における日本の対ルワンダ協力の良い例になった。本計画がルワンダの更なる経済発展に貢献することを期待している」と述べました。
カマイレセ国務大臣は「電力の安定供給は,海外直接投資の更なる増加のための必須条件であり,電力の安定・効率的供給に対して高まる需要に対応するためのものである。日本の支援により,電力ロスの減少及びキガリにおける電力供給の質的・量的向上に寄与すると確信している。ルワンダの開発目標達成に向けた日本国民の支援に心から感謝し,今後も両国の協力関係の更なる発展に尽力していきたい」と述べました。