森啓子氏(ゴリラ写真家)を迎えた講演会・レセプション(於:公邸)

令和元年7月31日
 7月26日(金),ゴリラ写真家の森啓子氏を迎え,大使公邸にて講演会及びレセプションを実施しました。JICA関係者,日本企業をはじめ多くの在留邦人が参加しました。

 

 

 

 

(左から大使夫人,森啓子氏,宮下大使)

 

森啓子氏は,以前,世界各国で大型ほ乳類を撮影し,テレビ番組の制作をしていましたが, 2008年にマウンテンゴリラに魅了されてからは,頻繁にルワンダを訪れ,10年以上に渡り毎年数か月ルワンダに滞在し,マウンテンゴリラの撮影をしています。

 

森氏の撮影した写真は,毎年ムサンゼで開催されている「ゴリラ・ネーミング・セレモニー」用のポスターをはじめ,ルワンダ政府広報用にて広く使用されています。
 

 


(森啓子氏講演の様子)

 

マウンテンゴリラは,ルワンダ,ウガンダ,コンゴ民主共和国にのみ合計約1,000頭ばかりが生息しており,去年までは絶滅臨界種に指定されていました。ルワンダでは,マウンテンゴリラを保護するため,ゴリラ観光による収益の生息地域への還元,罠にかかったゴリラを助ける獣医グループの結成,ゴリラに関する研究所の建設,ルワンダ政府による国立公園拡張計画などが行われています。これらの取り組みの結果,現在では生息数が増加し,絶滅危惧種段階に引き下げられました。