障害を持つ元戦闘員等の社会復帰のための技能訓練プロジェクト後の取組視察

2020/3/12
集合写真
農耕の職業訓練
2月18日,今井大使は,北部県ムサンゼ郡にあるムトボ動員解除・除隊兵士社会復帰センターを訪れ,ルワンダ動員解除・除隊兵士社会復帰委員会(RDRC)の元戦闘員の再統合を進める取組を視察しました。RDRCは,ジェノサイド後にコンゴ(民)に流出した民兵の動員解除・帰還の推進のために設置され,1997年から元戦闘員の社会への再統合に尽力しています。これまで,日本政府は,JICAを通じて,「障害を持つ除隊兵士社会復帰のための技能訓練プロジェクト(2005-2008)」及び「障害を持つ元戦闘員と障害者の社会復帰ための技能訓練プロジェクト(2011-2014)」で2度の支援を実施してきました。今回の訪問は同事業のフォローアップも兼ねて,主に裁縫,仕立,農耕,レンガ積等の職業訓練の現場を視察しました。
レンガ積の職業訓練
裁縫の職業訓練
今井大使は,「RDRCの努力は成果を出しており,ユニークな取組に感銘を受けた。職業訓練後,元兵士達はルワンダを発展させる推進力となる労働者となるだろう。技能労働者は,労働市場では需要が高く,職業訓練は,自律的な経済活動を支える上で不可欠である。」と述べました。
 
ニャムラングワRDRC委員長は,「日本は様々な職業訓練において当センターを支援してくれた。自分は,技能労働者達が,獲得した技能を活用して家族や近隣の地方自治体の生活水準を高めることができると確信している」と述べました。
 
2019年11月に,JICAルワンダ事務所は,ルワンダと大湖地域の平和構築活動を評価し,RDRCに対してJICA理事長表彰を授与しています。丸尾JICAルワンダ事務所所長は,「RDRCの取組は有益であり,他のアフリカ諸国のモデルケースとなる価値がある」と述べました。