2021年度第3回プレスツアーを行いました
令和4年5月9日


2022年3月16日、2021年度第3回となる現地メディア向けプレスツアーを実施しました。新聞・テレビ7社から8名のジャーナリストとカメラマンが参加したプレス一行は、東部県を訪れ、道路及び物流分野におけるJICAの無償資金協力及び有償資金協力の視察を行いました。このプレスツアーは、日本の開発協力が現地メディアで取り上げられる機会を増やすとともに、ルワンダの政府関係者、知識層及びルワンダ国民への情報発信を強化するためのものです。
ワンストップ・ボーダーポストと新道路が東部県の移動を促進、東アフリカ地域

プレス一行は、無償資金協力「ルスモ国際橋及び国境手続き円滑化施設整備計画」を通じて建設されたワンストップ・ボーダーポスト(注:通関業務等、国境通過のための手続きを効率化するため、両国の国境施設を一箇所に統合したもの)のほか、ルスモに繋がるルワンダ国内の道路を改良するための円借款案件2件を視察しました。
タンザニア側から多くの輸入品が入ってくるルスモ国境は、ルワンダ経済にとって重要な役割を担っています。ワンストップ・ボーダーポスト(OSBP)を管轄するルワンダ歳入庁の税関担当局長補佐は、日本の無償を通じたOSBPの設置により、税関にかかる時間が4時間から30分に短縮されたと述べました。同OSBPでは、JICAによる広域技術協力「東アフリカ地域における貿易円滑化及び国境管理能力向上プロジェクト」(2009年ルワンダ参加、2022年3月終了)を通じて、担当官への能力強化研修も実施しています。プレスは、OSBPに対する日本の包括的な支援について、関係者に熱心に取材していました。


実施中の円借款「ルスモ-カヨンザ区間道路改良計画」は、2022年中の完工を目指して、最後の作業が行われています。同区間道路は、タンザニアとの国境ルスモを経てダルエスサラーム港に至る中央回廊に繋がる道路です。同道路の改良により、流通網が改善し、ルワンダの経済開発、貧困削減や地域経済統合に貢献することが期待されています。
また、工事が開始したばかりの円借款「ンゴマ-ラミロ区間道路改良計画」は、同じくルスモに繋がるンゴマ-ラミロ区間の未舗装道路を舗装・拡幅することにより、効率的輸送ルートの確保を図り、ルワンダ国内及び周辺国との物流の活性化に寄与することが期待されています。
今井大使は、「これらのプロジェクトは、中央回廊及び北部回廊へと繋がる道路における物流の促進や、国境を越えたヒトやモノの移動や地域間貿易を強化するものであり、2035年までの高中所得国入りというルワンダが掲げる目標を実現するための原動力ともなるものである」と述べました。
プレスツアー後、新聞、オンライメディア、テレビで次々と我が国開発協力の取り組みが報道され、ルワンダ及び地域の経済発展に繋がる日本の支援が大々的に取り上げられました。多くの一般市民が目にする新聞・オンラインメディアで開発協力事業が取り上げられることで、ルワンダ国民の我が国開発協力事業への理解もより一層深まったのではないかと思います。
また、工事が開始したばかりの円借款「ンゴマ-ラミロ区間道路改良計画」は、同じくルスモに繋がるンゴマ-ラミロ区間の未舗装道路を舗装・拡幅することにより、効率的輸送ルートの確保を図り、ルワンダ国内及び周辺国との物流の活性化に寄与することが期待されています。
今井大使は、「これらのプロジェクトは、中央回廊及び北部回廊へと繋がる道路における物流の促進や、国境を越えたヒトやモノの移動や地域間貿易を強化するものであり、2035年までの高中所得国入りというルワンダが掲げる目標を実現するための原動力ともなるものである」と述べました。
プレスツアー後、新聞、オンライメディア、テレビで次々と我が国開発協力の取り組みが報道され、ルワンダ及び地域の経済発展に繋がる日本の支援が大々的に取り上げられました。多くの一般市民が目にする新聞・オンラインメディアで開発協力事業が取り上げられることで、ルワンダ国民の我が国開発協力事業への理解もより一層深まったのではないかと思います。