令和4年度補正予算「ルワンダにおける国境警備強化のための出入国管理システム改善事業(IOMルワンダ)」完了式典

令和6年1月30日
写真:人身売買対策に関する啓発活動の様子
写真:ゲストと並ぶ福島大使
 2024年1月30日(火)福島大使は、キガリ国際空港及びペレ・スタジアムにおける令和4年度補正予算を通じて支援された「ルワンダにおける国境警備強化のための出入国管理システム改善事業(IOMルワンダ)」の完了式典に出席しました。
 
 
 
写真:福島大使スピーチ
写真:福島大使スピーチ
本プロジェクトでは、IOMが日本企業であるNEC製顔認証システム及び不正書類検知システムのキガリ国際空港への導入及び国境付近地域のコミュニティリーダーや住民等に対する人身売買対策等の研修を実施し、日本は約1.3億円を支援しました。最先端の顔認識システムと不正検知システムの設置により、国境管理職員は偽造身分証明書による不規則な移動を検知し、その数を減らすことが可能になりました。これは最終的に国際犯罪の減少につながります。
 
 
式典において、福島大使は「本プロジェクトの完工式に出席でき光栄に思う。日本は、国際組織犯罪は国際社会が一致して対処すべき問題の一つである、と考えており、日本は、“人間の安全保障”をもとに引き続き全ての関係者と共に人身売買を含むあらゆる国際組織犯罪対策に取り組んでいく。また、日本のJPOとしてIOMルワンダに在籍している宇治川氏をはじめとするIOMルワンダのスタッフのたゆまぬ努力に祝意を表したい。最後に、ルワンダ政府の国際組織犯罪対策に対し敬意を表し、本プロジェクトが国境付近等における課題解決そして最終的にルワンダ国民全体の生活が改善することを願う。」と述べました。