令和4年度「ンゴマ郡における幼稚園と小学校の建設計画」引渡式 対ルワンダ草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)
令和6年3月14日

2月14日、ンゴマ郡キブンゴ地区にて、福島功在ルワンダ日本国大使は、ルワンダ英国国教会キブンゴ教区主催で行われた草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)の引渡式に出席しました。

令和4年度「ンゴマ郡における幼稚園及び小学校建設計画」では、ルワンダ英国国教会によって、キブンゴ地区に校舎2棟(小学校用8教室、幼稚園用4教室)、貯水タンク2基及び全長約300mの塀が建設され、幼稚園と小学校が開校されました。日本政府は工事費にかかった89,383米ドルを支援し、本事業で、約400人の児童が基礎教育にアクセスできるようになりました。

保護者代表はスピーチの中で、本校開校以前は、3~5歳の自身の3人の子どもたちが交通量の多い道路を学校まで1時間かけて歩く必要があり、子どもたちの安全に不安を抱えていたので、本校が完成してすぐに入学を申し込んだと述べました。今では子どもたちはわずか15分で学校に通えるようになり、長時間の通学で疲れないので授業に集中できると、保護者代表は本事業への感謝を伝えました。


福島大使は祝辞の中で、「日本大使館がルワンダ英国国教会キブンゴ教区の幼稚園と小学校の開校を支援したことを喜ばしく思います。」と述べるとともに、ルワンダ英国国教会による教育分野への地域貢献と、ンゴマ郡による多大な協力に感謝の意を表しました。また、「誰一人取り残されない、地域社会の持続可能な発展を達成するために、本校が、この地域の全ての子どもたちに平等な教育の機会を提供することは、日本政府と日本国民の願いです。」と述べました。


ンゴマ郡の社会福祉担当である副郡長のムカイランガ氏は、本事業に感謝の意を表し、ルワンダ英国国教会キブンゴ教区主教のンタジンダ氏は、今後も地域の基礎教育に貢献できるよう努力していくと述べました。