令和5年度日本NGO連携無償資金協力「東部県ブゲセラ郡における水・衛生環境改善事業」(実施団体:(特活)ウォーターエイドジャパン)の完了式典参加

令和7年2月18日
式典参加者 photo by WaterAid Japan
 1月31日、斉藤次席は、令和5年度日本NGO連携無償資金協力を通じて支援された「東部県ブゲセラ郡における水・衛生環境改善事業」(実施団体:(特活)ウォーターエイドジャパン)の完了式典に参加しました。当日は、ブゲセラ郡長、ウォーターエイドルワンダ・カントリー・ディレクター、現地メディア等が参加しました。
テープカット photo by WaterAid Japan
 本事業は、ブゲセラ郡ニャルゲンゲ地区において、住民の安全な水へのアクセスが改善されること、学校と保健医療施設に適切な衛生設備が整備されること、衛生に関する知識や意識の向上を通じて住民の健康状態や生活が改善されることを目的にしています。
 
 本事業により、約28kmの配水管が敷設された他、貯水槽2基と給水所27箇所が新たに建設されました。また、学校3校とコミュニティ内の保健医療施設2棟に、それぞれトイレ8基と手洗い場が設置されました。
次席スピーチ photo by WaterAid Japan
 水・衛生関連設備を拡充する他、衛生意識向上のため、トイレを設置した学校において衛生クラブを立ち上げ、啓発のためのポスター作成と校内掲示を実施しました。またコミュニティにおいても、衛生クラブを組成し、啓発活動や衛生専門家による研修を実施しました。
 
 式典において、斉藤次席は、「安全な水へのアクセスや適切な衛生環境での生活は、守られるべき権利の1つである。本事業を通じて、子どもたちが今後、水汲みに行く時間を学校に通う時間に充て、十分に学ぶことができるようになることを期待する。日本は、ルワンダの全ての人々が健やかに生きられる社会を実現すべく、NGOを通じた草の根レベルの支援をする。」と述べました。