「カヨンザ盲ろう学校拡張計画」署名式典
令和7年2月18日

2025年2月14日(金)、福島大使は、ルワンダのNGO、Friends of Handicap in Rwanda(FHR)の共同創設者であるンダギジマナ氏と、「カヨンザ盲ろう学校拡張計画」の支援に関する贈与契約を締結しました。本プロジェクトは、草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)のスキームにより実施され、視覚及び聴覚に障がいのある子供たちへの教育機会の改善を目指します。


本プロジェクトは、日本政府が88,849米ドルを供与し、特別支援学校の校舎を建設するものです。二階建ての校舎には、寮2室、4教室、トイレ併設シャワー14室、トイレ6室、読書用のスペースが含まれ、さらに、生徒120人用のベッド、生徒100人と教師5人用の机と椅子、5つの棚、5つのホワイトボードも備え付け、児童の生活・学習環境を整備します。

福島大使は、署名式典において、日本が開発援助の柱として位置付ける「人間の安全保障」の重要性を強調し、「このプロジェクトは、身体的な障害に関わらず、すべての子供たちに教育の扉を開き、未来を夢見るための鍵を手渡すもの。」と述べるとともに、本プロジェクトが、障がい者の社会的包摂を優先分野の一つとする、ルワンダ政府の「第二次国家変革戦略(NST2)」の達成にも貢献し得ると伝えました。
ンダギジマナ氏は、当館との新たなパートナーシップに感謝を述べ、「本プロジェクトが、障がい者に対する社会の認識を深め、包摂を促進し、より多くの家庭が障がいのある子どもたちを学校に通わせることに繋がるよう願っている。」と希望を表明しました。