【経済協力】日・ルワンダ経済協力政策協議の開催(2017年3月8日)

平成29年3月13日
共同議長を務めた宮下大使とニコビサンズエ外務・協力次官
日本側の参加者
3月8日,第12回日・ルワンダ経済協力政策協議が開催されました。日本政府側から宮下大使,高田JICAルワンダ事務所長他,ルワンダ政府側からニコビサンズエ外務・協力次官他が出席しました。同政策協議は2004年から定期的に開催されているハイレベルの二国間協議の場であり,我が国のODA政策とルワンダの開発政策をいかに調和させて実施していくのかにつき対話を行うことを目的としています。

政策協議では,ルワンダ側より同国のマクロ経済状況につき報告があるとともに,第2次経済開発貧困削減戦略(EDPRSII)の目標の達成状況及びリーダーシップリトリートでも議論のあった諸論点,特にVision 2050等につき説明が行われました。日本側からは,昨年8月にナイロビで開催された第6回アフリカ開発会議(TICADVI)ナイロビ宣言の重点分野の紹介等を行いました。また,我が国がルワンダ支援で重視している4つの分野(経済基盤整備,農業開発,社会サービスの向上,成長を支える人材育成)での協力のあり方や両国間の懸案事項等につき率直な意見交換が行われました。

今回の協議により,TICADVIで日本政府が表明したコミットメントをルワンダでいかに実現していくかについて忌憚のない意見交換が行われ,TICADの成果も生かしつつルワンダにおける一層の経済発展とルワンダ国民の幸福度(wellbeing)の向上に向けて,両国政府が引き続き協力していくことで合意が得られました。
ルワンダ側の参加者
政策協議後の懇親会